さいぽんの盆栽と車の小窓

クルマの軽整備と盆栽の話です

ABARTH 595 ドラレコ&ETC取り付け

いよいよ、アバルト595にドラレコ&ETC&LED照明を取り付けなさいぽんです。

 

本日のメニュー

今回の電源取り出し シガーライター電源配線より

センターコンソール後方側取り外し:失敗編

センターコンソール後方側取り外し:再挑戦編

センターコンソール前方側取り外し

シフト周り内装取り外し

ETCとドラレコ取り付け

電源取り出し

3連ソケットとドラレコ電源

LEDドリンクホルダー照明

反省点

 

納車で引き取りを済まし、軽く試走してさっさと帰宅、午後から取り付けです。

翌日15時には焼き付けガラスボディーコーティングと下回り錆止め塗装に出すため、実質1日しか取り付け期間がないのです。

時間短縮のために前もって内装バラしを覚えておきました。

今はネット上に情報が溢れているため、とても便利ですね。

あらかじめ、内装を止めているビス類や、ピン・ツメ類の場所と構造、向きが分かるので非常に楽です。

以前は隙間から内部を覗き込ん大体の構造把握して、ドキドキしながらエイヤァ!って剥ぎ取ったものです。

 

今回はアクセサリー電源はシガーライターの配線から取ります。

何故シガーライターの配線から取るかと言うと

1・比較的バラしやすそう場所にあるから

2・配線が分かりやすいから

3・万が一機器が故障してヒューズ切れても車に致命的な欠陥を与える電源ではないため

4・シガーラーター規格が日本と違う

  日本製の物を使うとショートの可能性があり直接差し込んで使うと危険である

特に3番が重要かな。

万が一機器の故障でヒューズが切れて走行に支障出たら困るもんね。

たまにメインキー付近から電源を取ってあるのを見かけるけれど、

あれって、機器が故障した時大丈夫なのかな?って心配になります。

運転に支障が出そうな電源を分岐して使うなんて怖くてできませんね。

 

○今回の電源取り出しシガーライター電源配線より

シガーラーター電源配線より

1・3連シガーライターを直付け(この3連シガーライターからドラレコ電源接続)

2・ETC電源

3・ドリンクホルダーLEDイルミ証明電源

以上になります。

○センターコンソールの後方側取り外し:失敗編

さて、では実作業!

あれ?あれれっ?

いきなり壁にぶちあたりました。

ネットで見たセンターコンソールと形が違います。

サイドブレーキ(パーキングブレーキ)前にあるナットを外すには、小さな内装を外して、ナットにアクセスするはずですが・・・。

赤丸の部分に車体側にコンソールを固定するナットがあります。

ここに小さな内装部品があって、そこを外すとナット出現のはずなのですが・・・

事前に調べた形状と違うのです・・・・・

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外せるはずの小さな内装が無くなって一体化しています。何故でしょうか?

調べてみると、さいぽん595はシリーズ4です。

下調べで見た画像はシリーズ1~3のいずれかであり、4より形状変更があったようで。

いきなり詰なやつ確定ですね・・・

一応ネットでシリーズ4のコンソールばらしを調べるもヒット無しでした。

エイヤァ!の勢いと勘に頼る内装剥がしとなりました。

トホホ・・・

気を取り直して、サイドブレーキの隙間から覗いてみます。

車体側とコンソールの固定ナットは見えるため車体側の構造は変わってないようです。

しかしながら、幾度となくその隙間からトライしたけれど工具がナットに届きません。

諦めて、構造をよく観察したところ、このコンソールは前後で2分割の様に見受けられます。

つなぎ目き樹脂製内張工具を押し込むと隙間ができるためです。

形状より後方側から外すのは間違いないです。

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○センターコンソールの後方側取り外し:再挑戦編

センターコンソール後方側から外す事は確定のため、まずは外せる所だけ外します。

一見どこにも固定ボルトは無いのですが、ある程度人の力が加わる部分。

この手の内装はどこかに固定ボルト、ナット、ネジの類があるものです。

ネジ隠し類の蓋もない事から、一番怪しいのはドリンクホルダーです。

1・ドリンクホルダーの敷物

敷物はガムテープなどで貼り付けて引っ張り出すと楽ですよ。

案の定固定ネジが現れました。

2・ドリンクホルダー底辺のナット外し

写真上の黄色い所が固定ボルトです。六角かトルスクルどちらかは忘れました。

色々隙間に指を突っ込んで探りますが、どうも固定ナット類はここだけそうです。

構成がどうなってるか確認した結果、センターコンソール後方は一体物と判断しました。

後はどの方向に引っ張るか←ここ重要!

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3・後方にそのまま引っ張る

結論から言いますと、下写真の黄色丸辺りを持って真後ろにバコッ!!ってずらすだけです。

少し斜め上に引っ張ったため、4個あるツメの1個をやや破損してしまった。

3枚目の写真にあるフックが上に浮くのを防止しているため、上に引き上げらません。

水平後方に引っ張るのが正解です。

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黄色丸のフックが上に浮くのを防止しているため、上に引き上げらません。

しかし形状が分からず、上に上げるものと予想していたため、ここは少し変形させてしまいました。

また、同じく少し斜め上に引っ張ったため、4個ある白いツメの1個をやや破損させています。

まっ!情報無い内装バラしなんてそんなものです。

えっ?サービスマニュアル買えって??・・まあそうなんですが・・・。

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さて、さらに問題発生です。

なにやら見慣れない部品が車体側に転がっていました。

お前さんはだーれ???

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お前さんはここでいいの??

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後方センターコンソールのドリンクホルダ下のネジの高さ調整金具でした。

正解はナット止めした際に内装プラスチックの破損防止の補強パーツでした。

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○センターコンソール前方側取り外し

ここまで来れば後はサイドブレーキ直下のナットにアクセス出来るから、楽勝です

!!

1・サイドブレーキ直下のナットを緩め取る

特に注意事項はありません。

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2・ドリンクホルダー敷物を取る

こちらもガムテープなどを貼り付け引っ張り上げると楽です。

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3・ドリンクホルダー下のナット2個も緩める

黄色丸2か所のナットを緩めます。

先ほど同様U形状の補強部品があるかもしれないため注意しましょう(あったか忘れました)

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4・左右足元内装をバラし

まずは右側からとなりますが、ここから、輸入車特有の馴染みない工具が必要になってきます。

トルスクルと言う変な星型?な物になるため備えておいて下さい。

フットレスト近辺のネジから外します。

でもこれだけでは外れません。運転&助手席足元も外さないといけないのです。

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では運転席側から

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5・3箇所のトルクスネジを外します。

場所により違いサイズが違い、いちいち面倒です。

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外すと1個ネジ出現!外します。

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もくもく集中してしまい、助手席側の写真忘れてしまった・・・でも同じ感じです。

ここまで外したらセンターコンソール外すだけ!よっしゃぁぁぁ♪

って・・

ん??外れない・・

上、右、左、斜め左・・・

サイドブレーキグリップ分だけ前に出して抜かないといけないのに、右上のシフトレバーのカバーが邪魔です・・・・

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パズル的にどうなる物ではなく、物理的に無理な事が決定です。

次なる方法としては

 ・運転席又は助手席を外す

・シフト周りの内装を外す

になります。

椅子外すのは車体に傷付ける危険に加え、重くて面倒な事は確実です。

国産純正シートって恐ろしく重いため、おそらく輸入車も同じでしょう。

一応サベルトシートの背面はカーボン製ですが、そんなのに騙されてはいけません(笑)

したがって内装バラしを選びました。

しかし、一カ所外したいのにどんどん外す箇所が増えていきます。

典型的な内装バラし地獄となりました。

まあ大衆車なのでネジ類を隠す気はさらさらない様で、探すのは比較的楽ですけどね。

○シフト周り内装外し

1・シフトブーツ周りの取り外

傷防止に養生テープで保護をします。

アルミ製シフトヘッドはねじ込みシフトのため、反時計回りに回せは取れます。

もしきつい場合は、ゴム板、イボイボ手袋など滑り止めと活用知ればいいでしょう。

シフトブーツは樹脂台座隙間に内張り剥がしを使ってバコっと上に抜き上げれば取れます。

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隙間に工具入れて探りながらです。

3箇所のツメで固定されていました。

あまり豪快に引っこ抜くとパワーウィンドウの配線を切ってしまう恐れがあり注意です。

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次はシフトノブ下の内装を外します。

こちらはヘキサゴンソケット(六角ソケット)を使用します。

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これでようやくセンターコンソールが外せます。

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遠回りしましたがこれでようやく作業の前準備が整いました。

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○ETCとドラレコの取り付け

1.ETCアンテナとドラレコ電源
電源工事は後にして、ETCアンテナとドラレコ電源の配線作業から進めます。

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ETCアンテナの場所を決めます。

見えない場所に設置も良いですが、このアンテナはカード挿入時は緑色に点灯します。

このため、視認性が良い場所の設置が好まれるため、運転席側としました。

ルームミラー視認時の幻惑防止のフロントガラスの黒いドットは特に気にしなくて大丈夫です。

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配線フロントガラスと天井内装に押し込むだけで、特に特別な処理は省きました。

しかし、フロントガラスと天井内装の隙間が、あり得ない位に隙間があり作業が楽です。

ドラレコの電源配線とバックカメラ配線も同様に押し込みました。

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2・ドアモール剥がし

次にピラーカバーの内装を剥がすため、ドアモールを車体から剥がします。

大丈夫です!何も技術いりません。ただ力強く引き剥がせばいいだけです。

モールの中に補強の金属が入っているため、あまり鋭角に曲げない方が良さそうでした。

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3・Aピラー部内装剥がし

 Aピラー(運転席と助手席から見える前の柱)の内装の固定方法が不明なためまずは観察です。

隙間に樹脂製の内張はがしをねじ込んで内部観察をします。

※ピンボケでごめんなさい

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白いCのクリップにピラーの凸部がハマっているだけでした。

これは、破損しにくい構造で国産車でも見習って欲しい形状ですね。

ただし、ピラー部内装を破損した場合は丸ごと交換なので出費大!の危険ありです。

バコッ!っと引っ張って剥がし取ります。

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よく見るとピラー部に白い平たい紐がありますね。

サイドエアバッグの誘導紐かな?

確信は持てませんが、疑わしき物は触らないのが賢明です。

万が一事故で展開したときの妨げになるといけないので、この紐には配線が干渉しないようにしておきました。

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 4・グロープボックス外し

ネジ類を隠す気が全くないためとても外すの楽です。

蓋下にもネジがありますが引っ掛けている場所はないです。

もしネジ外して取れない場合、抵抗ある場所を探ればネジあるので頑張って探してください。

※何げに多く、黙々外したため、写真少なめです

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奥にもあります。

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グロー無ボックスを外すとこんな感じの飾り気もない所々錆びたフレームが出てきます。

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5・ETCアンテナ線の引き込み

ETC本体はグローブボックス内に設置するため、近くまで引き込みます。

ETCアンテナ線は鋭角に曲げる事が禁止されていますので取り扱い注意です。

また、固定は適当にすると、走行時配線が暴れてカタカタ異音が出るので固定しましょう。

タイラップを使用して適正な場所を探しながら仮締め(仮止め)します。

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余った配線は適当にまとめて固定です。

サブフレーム?は油がついているため、テープ張りする時は脱脂は必ずしましょう。

ETCアンテナの線は何故かは知らないけれど、急角度な曲げは厳禁なので注意ですと。

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外したグローブボックスにETC配線用の穴を開けます。

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空きました。

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○電源取り出し

電源はシガーソケットの配線から分岐とします。

万が一機器の故障でショートしても走行に悪影響を及ぼさない電源から分岐とします。

まずは、センターコンソールの事もあり事前に調べた電源と念のため比べてみましょう。

テスター測定をしてみるとやはりと言うべきか、電源が事前情報と違うのでした。

ネット検索情報

①アクセサリー電源

②イルミ電源

②アース

以上の3配線

シリーズ4のさいぽんカー

①アクセサリー電源(灰赤)

②イグニッションoffから一定時間で電源offになる電源(青オレンジ)

③アース(黒)

以上の3配線

この②が困りました。

イグニッションをOFFしても電源供給されているため、この配線も常時電源と思い込んでしまったのです。

明らかに線の太さが細いのでシガー電源で無いことは明白です。

ではこの常時電源は何のため???と混乱です。

中央の赤グレーがアクセサリー電源で、青オレンジが問題の②配線。

色々調べているといつお間にか青オレンジには電圧がかかってない事に気が付きました。

時間が経つと切れるようです。

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ちなみにこれがUSB端子部の電源ソケットで、こちらも同じ状態でした。

こちらは2の青白です。

①下側に映るのはデーター通信用の配線。アクセサリー電源(緑赤)

②イグニッションoffから一定時間で電源offになる電源(青白)

③アース(黒)

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あと、次の写真の左下にあるグレーの部品は恐らくGセンサではと思われます。

今回は特に用はないです。

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全て半田で分岐予定でしたが事前情報とは違う配線のイグニッションoffから一定時間でoff電源に惑わされ時間を浪費してしまい時間切れ。

嫌いだけど簡単なエレクトロタップでの電源取りとしました。

ドリンクホルダに使う予定のイルミ電源も無くなかったため、時間の関係でアクセサリーから取る事に。昼間も光続ける仕様に・・・

後になって思うにETC主電源は一定時間でOFFになる青オレンジから取ればよかったなと。

そうすれば、イグニッションOFFにしても入れ忘れ音声が流れる時間は電源供給されますからね。

○3連ソケットとドラレコ電源

3連ソケットの線を丁度よい長さの所で切断。

シガーソケットより分岐した電源より直取りします。

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ドラレコはこのシガーソケットより電源を供給します。

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○LEDドリンクホルダー照明

ホットガンでLED発光部を貼り付けるます。

このLED発光体は熱を発生させますので発光体には塗らないよう注意です。

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ホットガンでLED発光部を貼り付ける

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LEDはプラスマイナスあるので、間違えないように。間違えても壊れないけど光らないよ。

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発光体はコンソール固定の凹みに貼り付けました。

 

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通電テストをしたところ無事照明がつきました!

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イルミネーションホルダーは手作りで非売品です。

100均の半透明トレーを切り出してカーボン風シートを張ってサソリにくり抜いただけです。
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〇反省点

ホットガンは熱で樹脂を溶かし接着材として使い、冷えたら接着するものです。

今回LED接着に塗りたくって接着したけれど、LED発光部って結構発熱するんですよね。

見事に発熱部は溶けました。

火事になる程ではありませんが、発熱部には塗らないのが、賢明でしょう。

あとは逆に戻すだけ。

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シフトノブは作業に集中して目を突くといけないため仮付けしてあります。

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時間無いので画像なしでできあがり。

少しありました。

3連ソケットはこんな感じでドラレコ電源だけがひょっこり顔を出してます。

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しかし、ブルーシートだけでは砂利は痛いですね・・・駐車場、コンクリートにしたいさいぽんです。

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ドラレコバックカメラはまた後編で(2023年8月時点見未更新)

さいぽんでした

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