さいぽんの盆栽と車の小窓

クルマの軽整備と盆栽の話です

赤松盆栽 秋の古葉とり その1

最近朝方の気温が0℃になる さいぽんです。

 

秋の盆栽行事の古葉取りにチャレンジします。

古い葉言っても今年の葉っぱですがこの葉の数を減らします。

1.風通しを良くする

2.下枝の葉に日光が届くようにする

3.そして何より来年の芽の勢いを抑制する

そんな効果があるそうです。

どれも大切ですが特に3番が大切と盆栽クラブ会長に教わりました。

枝先の葉を沢山残したままだと来年の新芽に勢いが付ます。

植物は他のライバルに負けないよう先に先に上へ上へ伸びます。

でないと周りに取り込まれ日陰になって枯れてしまいます。

このため不要な(日陰になった)懐の芽は弱まり朽ち果てます。

自然界はこれで良いですが盆栽では困ります。

間延びしたカッコ悪い盆栽になってしまうのです。

 

そこで枝先の葉を減らして勢いを抑制し懐の芽を成長させます。

懐の芽が元気になったらその先の枝は切り落として全体を追い込んでいきます。

そうすると締まったカッコイイ盆栽が出来るという訳です。

 

では早速古葉とりです。

素材は昨年買った時にはすでに枝が間延びしていた赤松盆栽3号。

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買ったまま何も出来ず放置していたのを盆栽展示のため針金を初めてかけました。

なかなか、カッコ悪いでしょ(笑)

盆栽クラブ師匠にもこりゃひでーな!言われました。。。。

今年一年肥料を沢山あげたおかげで懐に新芽が結構出ました。

赤松って葉が無い所からも芽が出るんですね!

 

なのでこの芽を取らないように慎重に葉の数を減らします。

こんな葉も抵当に切らず慎重に切ります。

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何故ならば・・・・・・

新芽が隠れています。

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この新芽を大切に来年育て元気になったらこの先は切り落として小さくします。

元気の良い芽は葉を3枚、元気の無い芽や下の芽は4枚残しを目安にします。

この枝は下に芽が3個あります。

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写真中央やや左に新芽があるの分かるかな?

葉が無いのに芽が出ました。

この枝先の葉を減らさないと枝先がぐんぐん元気になってこそ新芽は消滅します。

そこで枝先の葉を減らし勢いを弱らせてこの懐芽を育てるのです。

これを何年か繰り返せば間延びした赤松盆栽3号も締まったカッコイイ盆栽となるでしょう。

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さっぱりしました。

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BEFORE(ビフォー)

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AFTER(アフター)

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さいぽんでした。