さいぽんの盆栽と車の小窓

クルマの軽整備と盆栽の話です

デジタルインナーミラー型前後ドラレコ取り付け GRヤリス編

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GRヤリス納車な さいぽんです。

 

1年7か月と待ちに待ったGRヤリス。

1週間通勤に使い始めての週末となった。

走行距離は206km

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ポリッシュ&焼き付けガラスコーティングと下回り防錆塗装に出す前にひとつ作業した。

それは前後ドライブレコーダー型のデジタルインナーミラーの取り付け。

今回何故デジタルインナーミラーを選択したと言うと、ちゃんと理由がある。

GRヤリスはラリー参戦する際にでっかいリアウイングを付ける。

このウイングに効率よく風を当てるため、リアに向かって屋根が低くなっているのね。

これが一般走行の運転となると問題が発生するのであった。

後ろ座席の天井が低いので背の高い人は頭が当たってしまって首を曲げないと座れない。

リアガラスの縦方向が極めて狭く、リアワイパーが付けられない。

リアガラスの縦方向が極めて狭く、後方視界が非常に悪い。

とまあ、こんな感じ。

特に3番目のリアの視界不良は、さいぽん的には致命的。

薄目開けてるんかい?見えねーんじゃないかい?的である。

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そこで、デジタルインナーミラーを今回購入する事とした。

リアカメラによる後方映像をインナーミラーモニターに映し出す物で非常に便利アイテムである。

今回は数ある種類から少々値の張る物を購入してみた。

MAXWIN 純正交換タイプデジタルインナーミラー MDR-A002B

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大体のデジタルインナーミラーは純正ミラーに被せてゴムバンドで固定するタイプである。

しかしながら、これがスマートでなくとっても嫌いなのだ。

従って純正ミラーを根こそぎ外し、そっくり取り換えるタイプとした。

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また、購入GRヤリスは自動ブレーキなどが付くトヨタセーフティーセンスなるオプションを付けていない。

これによりとてもすっきりしたミラー周りをゴテゴテさせたくなかった。

ミラーサイズはぼぼ純正と同じサイズ。

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さて、この品種は型番が002Aと02Bがある。

002Aはリアカメラが車外タイプ

002Bがリアカメラが車内タイプであるが室内設置の方が作業が楽なので002Bとした。

 

目次

ルームミラー外し

まずは純正ルームミラーの取り外し。

根元のカバーを時計回りか反時計回りに回して外す。

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根元前方にあるツメを押し上げ、本体を手前方向にずらして外す。

こんな工程であったが、カバーを外す工程で全て外れてしまった。

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とてもラッキーではあるが、手順を記載するブログとしてはよろしくない。

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構造はこんな感じ。

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フロントカメラ

次にフロントカメラを固定する位置決め。

ここで曲がると非常に見栄えが悪いと共に張り直しが利かないため非常に神経を使う。

位置出しとその位置に確実に貼る事に神経と時間を要した。

フロントカメラ単体で固定も可能であるが、今回の車は運転支援カメラが無い。

付属の配線隠しカバーも同時に装着する事でカメラ配線などが収納できすっきりする。

これもこの機種の特徴であり、選択した理由の一つである。

しかし位置決めはその分難易度が高い。

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リアカメラ

リアカメラはリアガラスのの傾斜に合わせ取り換えができるアタッチメントがある。

現車に合わせ選択する形となり、GRヤリスは薄いアタッチメントを使用した。

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このカメラは前後共に貼り付け後にカメラの向きが上下方向に調節できる。

従って、そこまで神経質になる必要はない。

配線は後程

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グローブボックス外し

このグローブボックスはダンパーが付いているため、根元を挟んで外しておく。

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次に上部左右にツメがあるので内側に絞り込んで手前に引けば外れる。

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下方はC型で溝に挟まったヒンジがあるので、バコッと引き抜けば取れる。

その下にカバーもあるが手前3か所のツメを外せば簡単に外れる。

これで配線取り回しと、電源確保のヒューズにアクセスできる。

 

ドアモール剥がし

Aピラーカバーを取り外す前に別工程がありドアモールを剥がす必要がある。

GRヤリスはサッシュレスのため、少し構造が複雑である。

最近の車は窓枠があるのでモールは1本であるがGRヤリスは2本ある。

室内側とガラスが密着する室外側。

室外側を剥がした後室内側を剥がす。

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元に戻せるか不安になっても大丈夫。

その時は運転席側を参考にすれば良いからだ。

 

Aピラーカバー取り外し

ドアモールを剥がすと車体AピラーとAピラーカバーに隙間が見える。

覗き込むと白いピンが車体に刺さっているのが見える。

垂直にバコッと力ずくで引っ張れば外れる。

ピンは2か所刺さっていてそれぞれ形状が違う。

天井側は車体側のピンが抜けずピラーカバー側が外れて、ビローンって伸びる仕組み。

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注意点は間違ってもカーテンエアバックの誘導ひもを一緒に引っ張らない事。

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外れるとピンとAピラーカバーが繋がっている。

これはカーテンエアバックが開いてもAピラーカバーが飛ばないための仕組み。

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ピン上下に突起があるので指先の痛みに耐えながら押し込み引っ張ると取れる。

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あとはダッシュボードから引き抜けば取り外し完了。

小さなスピーカーが付いているので配線を引きちぎらないように注意する。

抜けた白いピンはAピラーカバーに差し込んでおく。

 

天井照明外し

運転席と助手席の間にある天井照明の取り外し。

デジタルインナーミラーから延びる配線を天井内張内で綺麗にまとめるための作業スペース作り。

インナーミラの配線コネクタ-は、1.電源 2.GPS 3.リアカメラ 4.フロントカメラ

この接続コネクター、雄雌合わせると6cmほどの長さになり、なかなかかさばる。

まずは、進行方向側の照明と内張の間に両手の指を押し込み、下にバコッと引き抜くだけ。

結構な力と勇気が必要だが、構造は赤いピンが車体に3か所刺さっているだけ。

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勢いで下げすぎると配線を傷めるので注意。

ネクターを引き抜けば終了です。

 

GPS配線

ダッシュボード左端前方に両面テープで固定。

この配線は意外と長さがギリギリであるため、極力左端に設置が望ましいと思われる

Aピラーに沿って配線し、フロントガラス上の内張に線を押し込む。

天井からAピラー内に伸びるきしめんの様な紐がこのエアバックの誘導紐になる。

これに干渉しない配線の取り回しと固定が必須なので注意。

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GRヤリスは意外と車体と天井内張の隙間が大きく作業は楽であった。

ミラーから延びるGPS配線端子と接続して終了。

 

電源配線と電源取り出し

ミラーから延びる電源配線はかなり太い。

これは、電源、リアカメラ、フロントカメラの配線が全てまとめて1本になっているから。

まずは電源端子を接続して、GPS配線をたどるように戻り配線する。

Aピラーからダッシュボード左側からヒューズボックスまで配線を引き込む。

天井からAピラー内に伸びるきしめんの様な紐がこのエアバックの誘導紐になる。

これに干渉しない配線の取り回しと固定が必須なので注意。

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常時電源とアクセサリー電源はヒューズボックスから今回取り出し。

いずれはオプションコネクター電源取り出しカプラーを購入して配線直します。

注意点は二つ。

取り出す電源は必ず上流側から。

ECU表示がされたヒューズからは絶対電源を取らない。

と言う事で今回は常時電源ヒューズ(常時電源)シガーソケットヒューズ(アクセサリー)を取りました。

ヒューズ抜きはエンジンルーム内のヒューズボックスに格納されているのでこちらを使用。

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ヒューズを抜いた端子にテスターを当てどちら側に電圧がかかっているか測定。

これを元に電源取りヒューズの差し込む方向を確かめる。

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アースはテスターで導通が取れるナットを探して友締め。

ちなみにこのテスターは、さいぽんが小学校の時にお父上が買ってくれた物。

お父上のテスターを抵抗値のレンジで100vコンセントに端子をぶっさし壊した。

自分専用で管理して、ちゃんと説明書を見て覚えなさいと渡されたのでした。

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フロントカメラ配線

付属の配線隠しカバーにはめながら両面テープで固定。

カメラ配線をこのカバーの溝に沿ってはめ込み化粧カバーをかぶせる。

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デジタルインナーミラーから出たフロントカメラ端子と接続し、余った線は天井内張内へ。

この時、天井照明を外してあるので配線処理がしやすい。

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リアカメラ配線1

デジタルインナーミラーから出たリアカメラ端子と接続し、電源コードと同じく配線する。

これでフロント周りの配線は全て終了したので天井内張内にうまく収め終了。

当初リアカメラ配線は天井内張内中央を通して後ろまで引き込む予定であった。

しかし、内張内に断熱と遮音用の綿の様なものがありうまく配線が通せなかった。

トヨタ車は標準なのか、はたまたカーボンルーフによる熱害予防なのかは不明である。

 

Aピラー配線の注意

Aピラー内には、1.電源配線 2.GPS配線 3.リアカメラ配線の3本を通す。

最近の自動車はカーテンエアバックが装着されているため、配線箇所には注意しよう。

しつこいようだが、天井からAピラー内に伸びるきしめんの様な紐がこのエアバックの誘導紐になる。

これに干渉しない配線の取り回しと固定が必須なので注意。

 

リアカメラ配線2

残すはリアカメラ配線のみ。

しかしこれが地味に一番大変な作業となる。

最近の車はいたるところにエアバックがあるので特にサイド側の内装はがしはなるべくしたくない。

まず助手席足元の内装を剥がす。

これは発煙筒奥にプラスチック製のナットがありこれを回して外す。

あとは手前に引き抜けは一か所だけあるピンが抜け外れる。

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運転席ステップの内装上に引き抜けば外れるが、ここだけに留めた。

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後席エリアは内装とシートの隙間に配線をねじ込んで終了。

リアラゲッジマットと、その下の発砲スチロールを外せば車体下部が出る。

しかしバッテリーでかいな。

次にリアフードから室内への配線引き込み。

ゴム製のジャバラは特に工夫もコツもなく、とにかく指先の痛みに耐えながら頑張って伸ばして外すのみ。

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リアフード内は針金などを使用してこれも頑張って通すのみ。

車体内部を傷つけないように針金先端は折り曲げてテープで保護を忘れずに。

エーモンからそれに特化した内装通しが売っているが使ったことはない。

 

バック連動配線

ヤリスのバックランプはリアバンパー下部にある。

覗き込むと、1.バックランプ 2.用途不明な端子 3、スマートキーの受信機らしき物がある。

多分、バックランプ接続端子のすぐ横にある用途不明な端子はバックフォグ用の端子だと思う。

ちなみに、この車はバックフォグは付いていない。

何故かというと、標準装備と思い込んでいたバックフォグは実はディーラーオプションであった。

納車してから知った次第であり、いつもカタログをちゃんと見ない悪い癖がまた出てしまった。

この配線は後部より車内に引き込まれているのであるが、不可解な事がある。

配線が2本しかなく、??って感じでどれがバックランプの配線か分からない。

今回はひとまず配線は諦めた。

ディーラーに聞いてみよう。

 

デジタルインナーミラー

当然であるがカメラ映像のため死角がない。

映像は後ろから付いてくる車は遠くに感じる。

このため、ミラーの感覚で車線変更すると割り込んだと相手に思われる可能性が高い。

映像は遠目には見えてしまうワイドと、ミラーに近いズームがあるようだが切り替えても同じである。

これはいったい??

→説明書を確認すると、ズーム倍率を任意にせっていして保存する機能があった。

相変わらず確認不足のまま思い込みで動く悪い癖が出てしまった。

総じて言える事は新しいおもちゃとしては楽しい。

耐用年数がいか程か気になる所で、せめて5年は持ってほしいかな。

 

デジタルインナーミラー運転支援設定

運転支援機能は少し使ったが通行線はみ出し警告は出たりでなかったり。

走行時車間距離警告も出たりでなかったり。

前車接近警報も出たりでなかったり。

一番鬱陶しいのは前車発信警告で、感度低にしても前車が少し動くだけで発報する。

色々設定したものの、結局運転支援はOFFとした。

 

文章能力が無いため非常に長い記載となってしまったが、これ以上まとめる自信はないので終わりとさせて頂きます。

わくわくGRヤリスな さいぽんでした。