スポールスピダー整備な さいぽんです。
さいぽんスポールスピダーは1998年式で今から26年前に生産された車。
パワステ無し
ブレーキブースター無し
ヒーター無し
エアコン無し
オーディオ無し
窓ガラス無し
屋根無し
ないない尽くめで公道を走る最低限の装備しかない。
極めつけはソッドヴァンと言うフロントガラスが無いぶっ飛んだモデルも存在する。
何故そんな変な車かと言うと、生い立ちがワンメイクレース用に開発された車なんだ。
だからこそ丈夫に造られ、部品点数も少ないシンプル構造のため基本壊れる事がない車。
1.故障個所
購入から今年で11年目だけど壊れた箇所と言えば
フロントスタビライザー折れ ☞ 溶接で修理済み
消音機からのマフラーエンドパイプ根元クラック ☞ 補強と溶接修理済み
左フロントダンパーロッド折れ ☞ エナペタルでダンパー4本フルオーバーホール
と、金属疲労骨折系の破損のみ。
部品点数が少なく、造りも単純な事もあり基本的なメンテナンスはなんとか個人でこなしてきた。
2.主治医
ただし、この変態ポンコツ車だが、そろそろ大々的なメンテナンスが必要になってきた。
ただ困った事に購入から主治医を持たず過ごしてきたため、主治医がいない。
主治医探しに難儀していた訳だが・・・・
たまたま知り合った方にフランス車に強いショップを紹介してもらえた。
こういった変わった車に乗っていると、全く繋がりがない方と会話する機会も増える。
そして不思議と変な人ではなく、良い方ばかり。
3.メンテナンス・メニュー
ユーザー車検も10月に通した事から、ショップに連絡をして引き受けてもらえるか確認。
とても対応が良く数度とメールでやり取りして次のメニューで進める事にした。
〇エンジン関係
〇ブレーキ関係
- Fブレーキキャリバーオーバーホール(ピストン付き)
- Rブレーキキャリパーオーバーホール(ピストン付き)
- ブレーキディスク研磨
- ブレーキパット交換(オリジナル初期制動いいやつ)
〇細かい部品注文
- フードオープナー(社外品)
〇悩み中
- ブレーキパイプ引き直し
部品代、工賃含めて占めると「うひゃー」な金額である。
エンジン関係は一般的な範囲ではあるが、ブレーキキャリパー関係は予想以上であった。
残念な事としてはブレーキディスクは廃盤により新品入手が現在できない事。
まあ、旧車パーツに加え円安により輸入部品代が高いのは仕方ないな。
4.問診
部品代を振込み、部品発注。
メンテナンスは来年の早春に実施するにあたり、ショップを12月に訪問した。
当然こんな雪がない日に。
しかしながら、さいぽん住まいの12月はヒーター無しオープンカーにとっては極寒地獄な季節。
アンダーウェア、タイツ、スキーウェア、電気ひざ掛け、ネックウォーマーの重装備で出発。
それでもやはり寒くで泣きそうになったが、首都圏に近づくにつれ暖かくなる。
やはり首都圏は非常に暖かくありがたい。
ショップでは現車確認をしたが、特に問題はなさそうとの事。
1つ気になる点と言えば、ブレーキマスターシリンダーが廃盤で入手不可。
万が一ここがお亡くなりになったら、ブレーキが利かなくなる。
と言う事は走れない・・・あれ??これって廃車って事??
5.帰宅
色々話を聞きまして、来た道を戻り帰宅するけれど今度は暖かい地域から極寒地域へ。
帰るころには日没後もありどれだけ寒いのやら。
帰路で赤富士が見えたのは儲け物。
途中でスキーウエア、グローブで重装備にして再出発。
たいした馬力は無いけれど、軽い車なんだ。
すいすい帰れる。
あたちは何馬力?
電熱ウェア、電熱タイツを今度アマゾンでポチッしようかな。
メンテナンスは2024年3月下旬にしました。
GRヤリスチタンマフラー、フルバケットシート、エアロは当面おあずけな さいぽんでした。